2013年4月9日火曜日

15/セドナ編


—川辺の浄化—

翌日は6時に起床。日本から持参したパワーストーンたちを浄化するために川に出かけました。トレッキングのコースにもなっていて、川辺におりていく道を探しながら進んでいきましたが、なかなか辿りつけません。「困ったなー」と焦りがでてきたとき、前方から1人の男性が!おかげで道を尋ねることができ、無事にたどり着くことができました。その後も帰りの道もただの1度も誰1人と会うことはなく、あの男性は森の精霊が日本のちいさいおじさんのごとく外人のおっちゃんに変身して導いてくれたのではないかなと、かなり本気で思っています(笑)。

川の水に石を浸していると、「きゃあ、すごーい」とたかこさんが叫んでいます。どうしたの?と聞くと、「石の色がどんどん変わっていく〜。こっちの石は気持ちいいって言ってるけど、こっちの石はもうやめて〜って言ってる〜」。石によって浄化の反応もさまざまで、私が持参した石の1つも、もうこの場所に置いていってと言いはじめ、私がまだお別れする気持ちになれなかったので、他の石たちにお願いして、一緒に日本に帰ってくれるよう説得しました。果たしてよかったのかどうか今でも疑問なのですが、私よりも明確に石と話せる友人がいるので、今度機会があったら彼女を通じて石の気持ちを確認してみようと思っています。

そしてたかこさんは、川のお水でフラワーエッセンスのスプレーボトルも作っていました。




ホテルに戻って、お待ちかね、2日目の朝食。チリパウダーを使った、ちょっぴりスパイシーなマンゴーの前菜とラップサンド。どうやら朝食はテーマカラーにそったメニューのよう。昨日はレッドで今日はイエロー。明日は何色なのでしょう。1週間位、ゆっくり滞在してみたいなー。





セドナは、UFOがよく見える土地としても知られていて、いくつかの本も出ているほどです。この旅行中、私は1度でいいから肉眼でUFOが見たいと思っていました。
夜空を見上げると、星・・・かなぁ・・・、飛行機・・・かなぁと、微妙な光を見ることはありますが、これでは確信がもてません。最近のUFOは、何かの形に似せて人間にバレないように出没していることも多いらしく、そうなるとますます見つけにくい状況です。セドナに着いた初日の夜、私は寝る前にお祈りをしました。「UFOさん、どうか私にも姿を見せてください。近代のスタイルじゃなくていいです。アダムスキー型とか、オーソドックスな、スタンダードな、旧式の、分かりやすい銀色の円盤が見たいです」と、小学生のように手を合わせて眠りについたのでした。


素敵な朝食が終わったら、いよいよ出発の支度です。パッキンをして、オーナーにお礼を告げて空港へ。

たかこさんが運転してくれる車の後部座席に座り、視界の後方へ流れいくセドナの街並みを窓から眺めていました。空は雲1つなく青く澄みきって、一機の飛行機が白い帯状の雲を直線的に描きながら飛んでいます。よく見るとその隣に銀色の物体がぽつん。おとといの夜のお願いごとをすっかり忘れていたバカな私は、「変な飛行機が停滞しているな〜」とぼんやりと眺めていました。すると交差点で大きなクラクションが鳴り、一瞬音のする方を見て再び空を見上げると、停滞していた銀色の物体だけが消えているではありませんか。
「あーーっ!!!!いまのーー、UFOだったーー!!!」
消えてから気付くというおまぬけさ。せっかく現れているのにピンとこない私のためにクラクションをならし、忽然と消えることで教えてくれたのでしょう。短い時間でしたが、念願のUFOも目撃することができ、大満足です。

大興奮の中、フラッグシップ空港に到着。最初に借りたときの駐車場に車をとめて荷物をおろし、グランドキャニオンで水筒に詰めていたお水を車の前後にかけて、無事に過ごせたこと、お世話になったお礼の気持ちを車に伝えました。

こちらはセドナの街なかで発見した牽引中のUFO。もとはUFOショップもあったみたいです。


その後サンフランシスコへ戻り、夕食を食べに海辺の観光スポットへ。ぶらぶらと歩きながらふと空を見上げると、大きな翼のような夕焼け雲が出現しています。
「わぁ、大天使だー!」大はしゃぎで何枚も写真に撮りながら、まもなく終わる旅と旅の間中にもらったたくさんのギフトに感謝しました。
転地療法という言葉もあるように、旅はヒーリングと覚醒を引き起こします。普段の慣れ親しんだ場所から身体を移動させ、異質な土地でゆさぶりを起こすことで、オフになっていた内面のエネルギーポイントにスイッチが入るのでしょう。 旅先でオンにする方法は、名所旧跡を巡ったり、美味しいものを食べたりするほかに、睡眠をとる、瞑想をする、同行者がいれば内面を語り合う時間(シェアリング)を作るなど。 
 睡眠は、肉体から魂がでることで肉体が休まり、魂は自由になってより深い充電を得ることができますし、夢を観て高次からのメッセージを受けとれるようになります。 瞑想は、温泉などの入浴中、朝起きてすぐや寝る間、公共機関の乗り物を利用するなら車内など、どこでも行なえる便利な方法です。シェアリングすることで、より客観的に自分の変容を分析することができます。 

観光は、光を観ると書きます。その土地の光を視て、感じて、内面の変容をうながすのが本来の旅ではないでしょうか。トラベルサイコセラピストのたかこさんいわく、わざわざ海外まで行かなくとも、隣町へ出かけるだけでも効果があるそうです。

さらに旅の間は気付かなかったこと、家路についてから理解することもたくさんあります。時間をかけて振り返ってみることで、その旅の意味をより深めてくれますし、日常生活を再開してからいよいよ本格的な内面のリニューアルが始まる人もいるでしょう。
私自身も帰国後、この旅によってオンになった出来事や気付きがありました。

なんのために生まれて来たのか。なんのために生きているのか。若い頃には分からなかった本質との出会いに、徐々に近づいているように思います。

サンフランシスコで見たエンジェル雲



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