2013年4月8日月曜日

14/セドナ編


ヒーリングー

ストロベリーのマリネ
1日目の朝食



1軒家のホテル

テラスでいただく朝食も女子的にきゅんとなりそうなメニューで、いちごをマリネにした前菜など、オリジナリティいっぱいです。しっかりいただいた後は、今日のスケジュールを再確認。

セドナには、ボルテックス(強いエネルギーが渦巻き状にでている場所)が4あり、女性性のエネルギーと男性性のエネルギーに分かれているそうです。どこのボルテックスに登るか、オーリングでチェックすると、ベルロックと出ました。あるガイド本にはヒーリングに向いていると書かれています。

セドナのガイド本を見ると、ヒーラーやセラピスト、サイキックなどのさまざまなセッションが紹介されています。午後からは、自分に適したセッションを受けることにしました。りかっちは友人にすすめられていたヒーラーさんを希望。予約状況の確認をホテルのオーナーにお願いして電話をかけてもらうと、ちょうど午後から空いているとのこと。「出だしから運がいいねっ」と言いつつ、たかこさんと私は、昨日発見したヒーリングサロンへ直接行ってみることにして、ホテルを出発。

サロンのドアをあけると、ホリスティック医療の第一人者アンドルーワイル氏をちょっと細身にしたよう感じのヒーラーさんが向かえてくれました。
たかこさんが以前もこのサロンに来たことがあると告げるととても喜んでくれ、今日のセッションは午後ならちょうど2枠空いているとのこと。ここのサロンは奥様もヒーラーさんで、たかこさんと私は同じ時間にここへもう1度来ることに。これで午前中はベルロック、午後からは各自セッションを受けることでスケジュールが決定。世界各国から多くの人が訪れるセドナ。3人揃ってセッションの予約もスムーズに入れられ、この順調な運びに「だってここはセドナだから」とにっこり笑うたかこさん。セドナではいくつもの偶然が可能になる場所のようです。

そしていよいよベルロック。登山口の露店でココペリ(この土地の守り神)が刺繍されたつば付きの帽子をみんなで買って入山です。険しい道ではないので、軽いトレッキングといったところ。しばらく登ったあたりからたかこさんが時々オーリングチェックをはじめ、ある場所で「このあたりはどうでしょう」と提案してくれました。

瞑想ができそうな少し平らになった場所がいくつか横並びになっています。
「かおりさんからお先にどうぞ」とたかこさんにうながされ、ここがいいなかと選んだ真ん中のスペース。上がってみると、これまた女性性を思わせる楕円のくぼ地になっていて、びっくりでした。

たかこさんとりかっちも場所を決め、それぞれに瞑想を開始。最初は両足を軽く広げて、立ったまま行なうことにしました。足の裏を大地にしっかり着地させ、深い呼吸を繰り返します。大地のエネルギーが足の裏から徐々に上へ上がってくることを感じ、頭のてっぺんからエネルギーが通り抜け、自分の身体が光の導管になったような状態を意識します。このとき、たくさんの人の顔が思い浮かんできました。知らない顔ばかりですが、なんとなく私の過去世や過去世で出会った人たちのようにも思います。全員が笑っている訳ではなく、中には険しい表情の人もいます。長い魂の人生を通して、多くの人に支えてもらい、人との関わりを通して生きてきたことに感謝の気持ちが湧いてきました。その後は大地に座って風を感じながら、肝臓のヒーリング。


フラワーエッセンスを開発したエドワードバッチ博士によれば、肉体が病気となるのは、心と肉体と霊的なレベルの不調和からくるとされています。
健全な状態とは陰と陽、交感神経と副交感神経などのバランス。心の中にネガティブとポジティブの両方を持ちつつ、中道にいること。葛藤、停滞、不安などの感情が領域の半分を超えた時、バランスを崩し、やがて細胞のエラーとなって肉体に現れてきます。病気は1つのメッセージであり、そのこと自体に問題があるのではないのです。

西洋医学では、痛みを取る、劣化した部分を摘出するといった対処(部分)療法ですが、東洋医学では、七情(喜・思・悲・憂・恐・怒・驚)と内臓をリンクさせながら、その人の全体像を診ていきます。心臓は喜、思は脾、肺は憂と悲、肝臓は怒り、腎臓は恐と驚、肝臓は怒。人のネガティブな感情をそれぞれの臓器が引き受けているのです。それ以外にもアトピーや婦人科系の病気など、世の中には実に多くの病名がありますが、その原因の根本をたどっていけば本人の気質にたどり着き、同じ怒りでも、カッカと頭に血が上るタイプとぐっと黙って我慢するタイプでは、かかりやすい病気は異なります。

絶望的な出来事、忘れられない驚き、理不尽な環境、深い悲しみなど、生きていく過程で誰もが1度は体験する大きな感情。時に限界を超える気持ちになったとしても、持続をうまく回避できれば自己治癒力や免疫力で病気に至らずにすみますが、前述の感情と魂(本質的な気質)の葛藤が長く続くと、魂は肉体を使って知らせる手段をとります。それが病気です。ですから風邪もガンも実は根っこは同じ。

また別の機会に書きますが、数年前に私はC型肝炎になり、自己治癒力で結果的にインターフェロンの治療をせずにすみました。このとき役に立ったのが、フラワーエッセンス、言霊、天然素材のうさとの服、そして転地療法でした。バッチ博士の言葉「汝、自らを癒せ」の通り、セルフヒーリングの力を体験することができたのです。

30分ほど瞑想したでしょうか。目を開けると、ちょうどたかこさんも瞑想がおわったようで、「そろそろ行きましょうか」とこちらへ来てくれました。「あれ?この楕円、かおりさんが瞑想する前より濃くなってません?」とたかこさん。私自身はあまり気付きませんでしたが、言われてみれば、そんな気もしてきます。何しろセドナですから、いろんなことが起きるのでしょう。













ベルロックを後にして、いよいよヒーリングサロンへ。たかこさんがヒーラーの方に私の体調を説明してくれました。ああ、自分の病歴や病名位は英語で調べてくるべきだったと反省。たかこさんにはいつもお世話になりっぱなしです。

ヒーラーの方に、「病気治療に向いている特殊な装置があるので、それも使ってみましょうか。ただし西洋医学の薬を服用している場合は効果がないのです。どうですか?」
と聞かれ、幸いケミカルな薬剤は服用していなかったので、お願いすることにしました。

「装置を使うと感情が外側にでてきますが、パニックにならないように」と言われ、ベッドに仰向けに寝ると、幾何学的な模様が入った丸いプレートが足の方に置かれました。スイッチを入れる音がしてしばらくすると、足の裏からあたたかな電流が体内に流れて始め、ふくらはぎから膝、太ももへとあがってくるのが感じられます。同時にお腹全体に手当のヒーリングも行なわれ、エネルギーを感じることにゆだねていると、森の中で小さな女の子が歩いているビジョンが見えました。とても濃い緑のうっそうとした世界です。しばらくすると自然と涙がたくさん流れ、大きな動揺はなく、内面に滞っていたものが外へでたような感覚でした。

その後も丸い電気が通った透明のボールを持ったり、身体のエネルギーを調整するような施術を受けて終了しました。ヒーリングが終わり、ちょっとダルい感じの状態のまま座っていると、たかこさんが別室のセッションルームから出てきました。これからの方向性についていいアドバイスがもらえたようで、いつか日本で会う約束もしたようです。

りかっちが待つご自宅サロンへ向かえに行き、オーガニックのカフェで遅めのランチをすることにしました。どのテーブルにもメニュー表のほかにオラクルカードが当然のように置いてあり、料理を待つ間などに使えるようになっています。私が引いたカードのメッセージは「Green」。解説本によると、「あなたが樹木とつながるよう、ウィロウやオークの精霊が伝えています」といった内容で、まさにさっき見たばかりのビジョンとつながる内容でした。
しかもこのところ飲んでいるフラワーエッセンスとも同じ樹木です。

フラワーエッセンスは38種類ありますが、植物から作られるものと樹木から作られるものがあります(その他に岩清水が1つ)。私は男性性のエネルギーが強いのか、はかなげに咲く花よりも樹木にとても惹かれます。
何百年あるいは千年以上、たった1つの場所に立ち、あらゆる環境の変化、時代の変化を受け入れながら、自らの生命を紡いでいく。このたくましいエネルギーは心に響きます。



セッションの前に立ち寄った教会

すてきな空間でした。

ヒーリングを受けた「heart walk」




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