2013年3月21日木曜日

10/モニュメントバレー編


3時間ツアーー


到着してすぐにアメリカの土地にご挨拶したのですが、広すぎて声が届かなかったのか(笑)、すぐに身体が土地に馴染めず、最初にもっとしっかりグラウディングをするべきでした。
クレストンで開催している瞑想会でも、最初に行なうのがグラウディングです。移動中トラックの荷台で揺れながら、何度も何度も地球の中心につながるイメージを続けることで、ようやく「いまはただここにいるにしか過ぎない」と、空と大地の間でゆだねる気持ちになれました。

ミステリーツアーで最初に訪ねたのが、ホーガンという族の住居。ここで5時間ツアーに参加しているりかっちとも合流し、解説を受けます。
ホーガンはひっくり返したカフェインのボウルのような形で、室内の中央には暖炉がおかれ、天井の中心にあけられた穴から外へでています。りかっちの英訳によると、「穴は宇宙のエネルギーと通じるように空いているんだって。ここのホーガンは女性用。男性用はなくなっているけど、女性用は儀式用にいくつか残されているみたい。女性を意味する数字が「9」だから、9本の柱で作られていて、室内は右回りで歩くのがルールらしいよ」。







麻紐を編んだり薬草を煎じたりするような道具が置いてあり、観光客のためにおばあちゃんが生活ぶりを再現していました。傍らに赤ちゃんの人形が板にしばられて置いてあり、ガイドの方が持ち上げて何か説明してくれています。




「んとね、ナバホ族に伝わるキャリーバックとかゆりかごみたいなものなのかな。板は2枚使っていて父と母を表して、紐の縛り方でこの地域の山を表現しているみたい。頭の部分の細工は魔物に近づかないようにとか、おまじないの意味があるとか言ってると思う〜」

なるほどぉ、りかっちのヒアリング力、すばらしい〜。
このまま半分はりかっちが参加している5時間コースと同じ場所を回るとしたら、通訳付きで安心だわ〜と思ったのですが、残念ながらここでお別れ。再びシート付きのトラックの荷台に乗り込み、3時間コースに出発しました。


巡った場所は、独特の形状をしている赤岩の数々。目の形にくり抜かれていたり、古代の人による壁画が残されている場所だったり。








その中に、女性性を彷彿させる岩がありました。岩と岩の間からゴロゴロとちびっこの岩が生み出され、とても神秘的な雰囲気です。湯殿山に祀られている御神岩も宿っているのは女性の神様とされ、こんこんとお湯が流れる岩壁には、女性の性器を思わせる割れ目が出来ています。湯殿山で説明を受けていなかったら、ここで岩の形状に気付くことはなかったでしょう。しばらく大いなる赤い産道に見とれていました。




私なりの過程でいろんな発見があるように、誰にとってもそれぞれ必要な流れやタイミングで発見やシンクロが起こる訳ですから、宇宙が与えてくれるシンクロニシティって、本当にすごい。
宇宙にシナリオライターや構成作家が集う職場があって、地球にいる1人ひとりのハイヤーセルフ(守護神や守護霊、ガイド役)から連絡を受けて、随時アカシックレコードの見直しや書き替えが行なわれているとしたら、とんでもなく大忙しなはず。そう思うと、地球で仕事をしている方がまだラクなのかもしれないなー(笑)。


再び荷台に乗って到着したのは、ジョンウエイの映画に登場する撮影スポット。観光客のために仕込みのカウボーイさんもいます。ただし私は、りかっちなしでは英語の解説がさっぱり分かりませんから、ひたすら土地が持つエネルギーを感じて巡ることになりました。でもそれが良かったように思います。


映画のロケ地は、開拓者たちが集まる男のロマンいっぱいの場所のようにとらえていましたが、ここにあるのもまた、圧倒的な女性性のエネルギー。しばらくぼうっと感じていると、ああ、そうかと気が付きました。昔からよく言われる「ファザースカイ」と「マザーアース」まさにそのものなのです。母なる大地のもと、いくつになっても宿っているだろう男性達の潜在意識、「ママ!見て!」を連発しながら、お馬さんに乗ったり鉄砲を持ったりして、お母さんの懐で遊んできたのではないでしょうか。




コースから戻って、ちょうどお昼時間。たかこさんがお迎えに来てくれ、りかっちが戻ってくるまでランチをすることに。
サラダバー付きのレストランで、たっぷり野菜を摂取。








食後は雑貨を販売しているところでおみやげを物色し、夕方までりかっちの撮影ドライブツアーへ。5時間コースから戻って、さらに奇景を撮り続けるカメラ魂。好きなことに夢中になるって大事なこと。日本にいたときから続いていた変な咳もおさまってきたようです。


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