2013年3月17日日曜日

7/グランドキャニオン編【フラワーエッセンス オークについて】


【フラワーエッセンス オークについて】


ヒーリングセンター&カフェクレストンでは、フラワーエッセンスをより深く学びたい人のための連続コースがあり、私も毎年参加しています。

この旅の少し前、2012年最後のワークショップで自分用のレメディを選んだとき、私に出たのは3種類でした。1つはオークで、キーワードは「自分の限界を受容する」。多くの重荷を引き受け、けっして諦めることなくがんばり続けていることを示し、社会的な役割が大きい男性や経営者、責任感が強い人、仕事と家事、育児、介護など1日にするべき物事が多い女性などに出ます。しかも処方された人から共通して聞くのが、「私はそんなにがんばっていないですよー」という言葉。これがまさにオークのネガティブな状態で、肉体や無意識の領域ではかなり疲労しているにもかかわらず、強靭な精神力で乗り越えようとしているため、苦痛に無感覚になっているのです。


オークを使い始めると、栄養ドリンクを飲むように再び活力が湧いてくる訳ではありません。むしろベクトルは反対へ動き、奥底で自分が求めている休息のモードへと移行していきます。むやみに仕事を抱え込もうとせず、自分の限界を自覚して、負担を分かち合うことのすばらしさに気づく人もいます。


フラワーエッセンスと出会ってから幾度となく出てきたオークは、たかこさんから「かおりさんの大好物」と言われている1本。29歳でフリーランスになり、ひたすら仕事をしてきた30代。アマチュア劇団の活動以外に趣味らしきものは何もなく、1年間の中で休みは元旦とお盆の1日、劇団の公演日くらい。友人とランチに行くなど仕事以外のことに時間と身体を使うのが億劫で、ちょっと空き時間ができたときは部屋の片づけをしたり、たまにジムに行くことで満足していました。

原稿がたて込んでくるとほぼ徹夜で書くことになりますが、仮眠するつもりで布団に横になるとうっかり寝過ごしてしまうため、パソコンデスクの横で床の上にそのまま横になることもよくあり、エステはもちろん美容室も行かず(自分で切ってました 苦笑)およそ女性らしからぬ生活ぶりだったと思います。それでも仕事自体が面白く大好きだったので、特にしんどいと思ったことはなく、いまになって思えば、典型的なワークホリックだったのかもしれないです。

七歩子さんの著書を見ると、「オークはただ、自己の活動を制限する意味ではありません。さまざまな出来事を受け止められる懐の深さを大切にしつつも、” がんばること ” と ” 自分を大切にすること “ のバランスを取ることを教えてくれます」とあります。

いわゆる”仕事人間と言われる人たちは、誰かの役に立つことを何よりも大切にしたいのです。目の前にある課題に対して最大限できることを創造し、全力で達成しようとします。たとえいい結果が出なかったとしても、周囲は「よくやってくれた」「頑張り屋で頼れる人だ」と見てくれますから、それが励みとなって自身の消耗に気付くことができなくなり、評価を得られたならさらに努力し生産をやめられず、まさに止まったら死ぬ回遊魚のよう。「仕事はうらぎらないから」。私が仕事に対して勢力的に取り組んでいた時期は、そんな風に思っていた気もします。




フラワーエッセンスのワークで、何度目かのオークがでたときに、「何もかも自分がやらなければという考えは、周囲の成長をうばうことにもなるのよ」と七歩子さんに言われ、少し気が楽になったことがありました。「オークを飲むと仕事がいい加減になるの?」という質問を受けることがありますが、そんなことでもなく、より俯瞰して全体の流れを見られるようになるのだと思います。


男であれ女であれ、一生の仕事を持つのは素晴らしいこと。だけど仕事って、必ずしも会社や社会から報酬をもらう生産作業とは限らないのかもしれないです。「ただ笑って過ごすこと」「毎日機嫌よくいること」それだけで周りを幸せにできる人っているし、ただそこにいて充足している植物たちがそれを物語っています。無垢な笑顔は幼い子ども達だけの特権と思いがちですが、大人になってなお大切にすることで、宇宙全体が癒されていくー。バッチ博士の著作集を開くと、繰り返し繰り返し、本質の喜びに気付く大切さが記されています。

誰のためでも、誰かに褒められることでもなく、もっともっと単純な自分の喜びってなんだろう。

「自分の本質を理解する」
あまりに何度もでてきて慣れてしまい、アリゾナにいるときは深い解釈ができなかったけど、こうして振り返ってみたとき、あの時のオークはとても重要なテーマを与えてくれていました。

グランドキャニオンのはしっこで朝ごはん中のリス

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